数字をミカタにする経営者は強い

数字の話をするときに、目を輝かせながら「へぇ!そうなんだ!」と楽しそうに聞く経営者と、腕を組んで眠そうに聞く経営者がいます。

たったそれだけの違いに見えるかもしれませんが、事業の成長スピードには10倍くらいの差が出ると、私は日々の現場で感じています。


数字を「味方」にする経営者

楽しそうに数字の話を聞く経営者は、例外なく「数字を味方」にしています。
数字をただの“難しいもの”ではなく、「経営の地図」として使っているのです。

数字を味方にすれば、

  • どこで利益が出ているか

  • どこで無駄が生まれているか

  • 来月の資金繰りは大丈夫か
    といった“見えにくい未来”が、まるで地図のようにクリアに見えてきます。


数字を「敵」にしてしまう経営者

一方で、数字に眠そうな顔をする経営者は、数字を「敵」にしてしまっています。
「数字は苦手」「うちは感覚でやってるから」――そんな言葉を口にする人ほど、利益が出ていても不安を抱えていたり、逆に赤字でも気づいていなかったりします。

数字を見ないことは、「地図を持たずに山を登る」ようなものです。


数字を味方にする一番簡単な方法

それは、「毎月数字を見ること」です。

「え、そんなこと?」と思うかもしれません。
でも、これができている中小企業は実は少ないのです。

「数字を見ていない」とは、単に試算表を手に取っていないだけでなく、
見たとしても「読み取っていない」「考えていない」状態を指します。

まずは、毎月の決算数値(試算表)を「自分の目で」見て、
・売上は?
・利益は?
・経費は?
・キャッシュは?
と問いかける習慣をつけるだけで、数字はあなたの“敵”から“味方”に変わります。


まとめ

経営において、数字は“結果”ではなく“未来をつくるツール”です。
数字を楽しそうに扱える経営者は、未来を描くことにワクワクしている証拠。

あなたも今日から、数字を味方につけてみませんか?
難しいことはありません。
「毎月、数字を見る」ことからすべては始まります。

POST: 2025.04.21